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スマートフォンをハッキングから守るための7つのポイント
世の中の人々の多くは休む暇もなく四六時中、スマートフォンをいじっています。そして、スマートフォンを持っている社会人の大半は、仕事とプライベート両方を分け隔てなく使用しているでしょう。仮にもし、その大事なスマートフォンが紛失や盗難に遭ってしまったらあなたはどうしますか?さらに悪いことに、ハッキングでもされてしまったとした大変ですよね。そんなことにならないように普段から気をつけるようにしましょう。 世界中の多くの人が自分のスマートフォンに対して2つの役割を持たせています。スペインのある調査によると、55%の人が同じスマートフォンをプライベートと仕事の両方で使用していることがわかりました。また、同じ調査で日本、オーストラリア、アメリカでは半数以上の人がスマートフォンを利用していますが、イギリスとドイツのような国では、それぞれ31%と23%ほどに落ち着いています。 たとえ、これらの統計が高かったり、低かったとしてもセキュリティへの影響は、実はそんなに変わりはありません。しかし、企業や個人の情報を含んでいるスマートフォンは格好の標的となります。ハッカーたちは、多くのスマートフォンが何の保護対策もしておらず無防備な状態なので、そこから個人情報や企業のネットワークに簡単に「侵入」できることを知っているので、よく標的にしています。 一言でいうと、スマートフォンを持っている社会人は、最も狙いやすい格好のターゲットなのです。 スマートフォンをハッキングから守る 保護者および専門家として、プライベートとワークライフを安全に保ちながら、スマートフォンをハッキングから守るためにできることをいくつか紹介します。 1. 顔認証や指紋認証、パターン、暗証番号などの特別な防御対策を追加する スマートフォンを顔認証、指紋認証、パターン、暗証番号でロックするという方法は、紛失や盗難に遭った際の最も一般的な保護手段です(ロック方法のオプションは各デバイス、OS、製造メーカーによってさまざまな種類があります)。次にもう一歩進んだ、より強力な保護を行ないます。それは携帯電話内の各アカウントを強力なパスワードで保護し、さらに二段階認証を提供しているアプリを使用することで、防御対策を2倍にすることができます。 2. VPN(仮想プライベートネットワーク)を利用する これはつまり、保護されているか定かではない公共のWi-Fiネットワークに接続しないということです。空港やカフェ、ホテルなどの安全かどうかわからない公共ネットワークからWi-Fiに接続すると、情報が盗まれる可能性があるので不安になります。しかし、VPNに接続することでハッカーたちからの不正なアクセスを防ぎ、プライベートなネットワークを通して安全に接続できるようになります。VPN接続があれば、あなたの機密データや文書、行動が盗み取られることはありません。普段、私たちがスマートフォンで管理しているプライベートや専門的な仕事は、それはもうかなりの量なので、それらの安全性を守り続けるためにも、このVPN接続は必要不可欠です。 3. アプリは公式アプリストアを利用する Google PlayとAppleのApp Storeの両方には、危険なアプリがストアに入るのを防ぐための対策が施されています。悪質なアプリは、しばしばアプリストア以外の外部で見つかっており、知らないうちにバックグラウンドで実行され、パスワードやクレジットカード番号などの個人情報が盗まれる可能性があります。これはもうスマートフォンに保存されているすべてのデータが危険にさらされてしまうも同然です。また、アプリストアではアプリをダウンロードする前に、アプリの説明やレビューをよく確認しましょう。たまに悪質なアプリや模倣品をストア内で目にすることがあります。こちらではそういった悪質なアプリを見極め、スマートフォンに入れないための方法を紹介しています。 4. 携帯電話内にあるデータのバックアップを取る もしものことを考えて、常に携帯電話のバックアップを取っておくということは実は非常に大事なことで、それには2つの理由があります。1つ目は、バックアップを取っておくと、データを古い携帯電話から新しい携帯電話に移す際に新しい携帯電話への移行をスムーズに行うことができます。2つ目は、もし携帯電話を紛失したり、盗難に遭った場合でも、データが手元に残るようにするためです。紛失や盗難に遭った携帯電話内のデータを遠隔操作で消去したとしても、データのコピーはクラウド上に安全に保存されているので安心です。...
ロック画面の下にあるトゥイーンとティーンエージャーのモバイルアクティビティ
トゥイーン(8~12歳の子ども)とティーンエージャーが大人へと成長していく姿を私たちが見守っているかのように感じる一方で、彼らのモバイル利用も私たちが気付かないうちに、また大人へと成熟しています。 女子と男子がモバイル利用を本格的に使うのはちょうど同じ時期で、15歳になるとモバイル利用が急増し大人と同じレベルに達することが、今年マカフィーが実施した親とその子供たちのトゥイーンとティーンエージャーを対象としたグローバル調査で明らかになりました。 トゥイーンとティーンエージャーは、成長とともにモバイルで何をするようになるのでしょうか。親はどのように適応したらよいのでしょうか。親とその子供たちに聞いた結果、ロック画面で隠されたトゥイーンとティーンエージャーのモバイルライフについて知ることができました。 モバイルは最も重要なデバイス、親よりも子供にとってはるかに重要 まず、親もその子供も、モバイルデバイスは自分の生活の中で最も重要なものだと回答しています。親は「モバイルデバイスとスマートフォン」が59%、「パソコンとノートパソコン」が42%と回答し、トゥイーンとティーンエージャーでは、世界的にも「モバイルデバイスとスマートフォン」が74%と圧倒的に多く、次いで「ゲーム機」が68%という結果でした。 また、トゥイーンとティーンエージャーは、友人や家族とのつながりを保つために、スマートフォンをより重要視していることが分かりました。59%の親がこの役割にモバイルが不可欠と回答したのに対し、トゥイーンとティーンエージャーは64%という結果でした。親は、つながりを保つための2位に続くデバイスとして「パソコンやノートパソコン」と回答した人が42%でした。 その一方で、トゥイーンとティーンエージャーでは、他者とのつながりを保つために2番目に重要なデバイスはゲーム機だと答えたのが40%でした。この結果から、今日の友人関係を作り育む上で、彼らにとってゲームの果たす役割が高いことを示していると考えられます。もちろん、多くのゲームはモバイルデバイスでも遊ぶことが可能で、調査した全世界のトゥイーンとティーンエージャーの半数がスマートフォンでゲームをプレイしていると回答しています。 ネット上での活動履歴を隠しきれていない子供たち? おおよそスマートフォンでの子供のアクティビティは、親が想像するスマートフォンの使用とほぼ一致していました。しかし、その中には隠されたアクティビティも多くありました。 親が考える子供の好きな一般的なアクティビティと、子供が言う実際のアクティビティとでは、親とトゥイーンとティーンエージャーの子供たちとの間で意見が一致しています。 短い動画を見る (YouTube) – 親: 66%、子供: 67% インターネットの閲覧 – 親: 64%、子供:...
消費者のモバイル脅威に関するレポート 2022年版
マカフィーが実施した「消費者のモバイル脅威に関するレポート」2022年最新版の調査結果をお届けします。オンライン上でどのような問題があるかを知っていると、自信を持って安心したオンラインライフを送ることができます。このブログでは、サイバー犯罪者が携帯電話を介してお客さまをだましたり、情報を盗んだりする手口の代表例を紹介します。これらは、本物のロゴ、高品質のグラフィックス、個人に最適化されたメッセージを使用した、より巧妙なサイバー攻撃の一例です。マカフィーは、皆さまがモバイル機器、個人情報を保護し、ご家族と一緒に安全なオンラインライフを楽しむために役立つことを願っています。 サイバー犯罪者は、より巧妙な詐欺を行う 個人情報や高画質のグラフィックを使って、不正プログラムを正規のアプリや公式メッセージのように見せかけるなど、サイバー犯罪者の手口は巧妙化しています。多数のモバイルユーザーから金銭や個人情報を盗むことに成功しているため、この手口を真似した悪質な詐欺行為は今後も増加することでしょう。ここでは、モバイルユーザーを騙すために詐欺師が使っている様々なテクニックを見てみましょう。 スミッシングは友好的に見えるが、正反対 モバイル・スミッシング (別名: フィッシングメッセージ) とは、個人に最適化されたテキストメッセージを使用し、より信頼性の高い組織からのメッセージであるかのように見せかけるものです。これらのメッセージは多くの場合、本物のロゴやアイコンなどを表示したウェブサイトのリンクから、個人情報の入力やアプリのダウンロードを促します。ユーザーは、不明な送信元からのテキストメッセージに特に注意し、公式ウェブサイトに直接アクセスして正当な要求かどうかを確認する必要があります。 モバイルゲーム詐欺は、ゲーマーのヘルプやチートツールを装っている チートツールやハッキングアプリは、モバイルゲームで機能を増強するために人気の方法です。犯罪者はこれを悪用し、悪質なコードを含むゲームハッキングアプリを正規のメッセージングチャンネル上で表示しています。誤ってインストールした場合、マルウェアはソーシャルメディアやゲームのアカウントの認証情報を盗み出します。ゲームハックをインストールするとき、特にスーパーユーザー権限を要求される場合は注意が必要です。 仮想通貨の人気に乗じた詐欺もある 仮想通貨 (暗号資産) は、モバイルデバイスへの新たな攻撃の機会となっています。最新の手口として、一定の月額料金を支払えばクラウド上でコインのマイニングを約束する偽のアプリがあります。偽のレビューと低価格を見ると、話がうま過ぎると思うはずですが、その通りです。これらのアプリは、コインのマイニングを行わず、ただお金をユーザーから取るだけです。実際の悪質なコードがないため、これらのアプリを検出することは困難です。したがって、ユーザーはわずか数ドルの月額料金で数百ドルや数千ドルの暗号コインを約束される場合、疑ってみる必要があります。 偽のメッセージングアプリに気をつけよう 巧妙なグラフィックで描かれた様々な偽アプリを使い、ユーザーを騙してプレミアム会員になるように仕向ける手口もあります。このような危険なアプリは数百種類にもおよび、携帯ゲームや写真編集などが出来ると謳い、評価欄は偽の5つ星で埋められています。アプリをインストールすると、ユーザーは電話番号と確認用暗証番号の入力を求められ、犯罪者に支払いを誘導するプレミアムテキストサービスに登録することになります。曖昧な表現、繰り返しの多い表現、5つ星と1つ星の評価が混在していないかなどを確認しながらレビューを読みましょう。 自分自身をオンライン上の危険から守るには 犯罪者はセキュリティ対策の技術に適応し対応することでその手口も変化し続けますが、ユーザーが情報漏洩の危険から自分自身を守るために取るべきいくつかの対策を紹介します。 アプリストアにとどまる 一部の悪意のあるアプリがアプリストアのスクリーニングプロセスをすり抜けてしまう一方、ダウンロードによる攻撃のほとんどは、ソーシャルメディア、偽の広告、その他の非公式のアプリから行われています。携帯電話に何かをダウンロードする前に、アプリのソースと開発者について簡単に調べてください。詐欺の多くは、他の人々によってフラグが立てられたものです。...
偽りのバレンタイン: オンラインデート詐欺とそれを見分ける方法
ここ数年の間、オンラインデートの人気は高まっています。それに伴い、オンラインでのロマンス詐欺も増加傾向にあり、このロマンス詐欺で心も財布の中身も空っぽになってしまう人がいます。 オンラインデートやロマンス詐欺の始まり方 出会い系詐欺やロマンス詐欺は、オンラインの出会い系アプリやサイトに限らず、ソーシャルメディアやオンラインゲームでも起こります。FTCによると、この詐欺は通常、同じ手口で始まるとされています。予期せぬ友達申請や不意に送られてくるメッセージによって始まります。 最初の紹介が行われると、チャットが始まり、そこから友人関係 (またはそれ以上) に発展します。これと並行して、詐欺師は、仕事や勤務先の情報を交えながら、どこか奇妙でありながら真実味のある語り口で被害者を引き付けます。報告書によると、詐欺師は、海上の石油掘削施設の作業員や、海外に駐留している軍人、国際機関に勤務する医師など、直接会うのが難しい職務に就いていることを話すようです。 偽りの関係を築くと、詐欺師は金銭を要求し始めます。FTCによると、詐欺師は偽の理由をでっち上げて金銭を要求するとされています。たいていの場合は、ある種の苦難にまつわるもので、以下のような支払いを行うために「わずかな援助」を必要しているというものです。 航空券などの旅費 医療費 大切なものを回収するための通関手数料 ギャンブルによる借金 査証などの公的な渡航書類 他にもありますが、ここに挙げたものが一般的な概要です。詐欺師がよく使うのは、一見合理的に見える興味深い複雑なストーリーです。ロマンス詐欺師が、被害者による金銭的支援を本当に必要としているような印象を与えるものです。 よくあるオンラインデート詐欺 詐欺の被害を届け出た人たちによると、詐欺師への支払いにはいくつかの典型的な方法があると言います。 その1つは送金による支払いで、多くの場合、電信送金会社を介して送金します。詐欺師にとって、この手段によるメリットは、現金を受け取るのと同じように価値があるということです。送金してしまったら、もう戻ってきません。クレジットカードなどの支払い方法であれば、請求をキャンセルしたり、異議を唱えたりすることができますが、このような送金の場合は被害者は保護を受けることができません。 2つめは、ギフトカードを利用する方法です。ロマンス詐欺師に限らず、あらゆる種類の詐欺師はこの方法を好みます。大手のオンライン小売業者のギフトカードでも、実店舗のチェーン店のギフトカードでも、ギフトカードは現金のように効果的に機能するからです。電信送金と同じように、ひとたびギフトカードを渡してしまうと、その代価を取り戻すことは非常に困難です。 3つめの一般的な支払い方法は、チャージ式のデビットカードによるものです。詐欺師は、このようなカードを最初に要求し、その後も何度かチャージするよう要求してくる場合があります。 つまり、ロマンス詐欺師は通常、異議申し立てや払い戻しが最も困難な、簡単な支払い方法を模索し、詐欺行為の後には、被害者を金銭的な問題に陥らせるのです。 オンラインデート詐欺やロマンス詐欺に遭わないためのアドバイス...
一人ひとりが力を合わせ、より良いインターネット環境を築くには
インターネットがなければ、私たちは現在のような生活を送っていなかったでしょう。インターネットの普及に伴い、私たちはいつでも簡単に、多くの情報に目を向けることができるようになりました。けれども、これだけ多くの人がインターネットにアクセスできるようになると、瞬く間に噂が拡散されたり、サイバー攻撃が起こったり、誤情報の発生源になる可能性があることを念頭に置いておくことが重要です。マカフィーは、ご家族全員をオンライン上のリスクから安全に保護するために尽力しています。オンライン学習からオンライン環境の保護に至るまで、誰もがより良いインターネット環境を利用できるように一緒に取り組んでいきましょう。この Safer Internet Day (セーファーインターネットデー) にちなんで、様々な皆様へのアドバイスをご紹介します。 保護者の方へ 家族でインターネットを利用している場合は、家族がそれぞれどのデバイス (家庭内のIoTデバイス、スマートフォン、タブレットなど) に接続しているか、オンラインでどのようなやり取りをしているかについて注意を払うことが重要になります。もしかすると息子は熱狂的なゲーマーかもしれません。10代のお子様はソーシャルメディアの有名人で、Twitterへの投稿やTikTokの自動再生を利用しているかもしれません。保護者であるあなたは、お子様や愛する家族の良き手本となる上で、重要な役割を担っています。したがって、責任を持ってインターネットの使用方法を教えることが大切です。マカフィーより、ご家族がオンライン環境を安全に利用するためのヒントをご紹介します。 必要に応じて、保護者機能をセットアップする: お子様のデバイスは、お子様が外の世界とつながりを持つ上で重要な役割を果たします。一方で、このデバイスによって、SNSによるいじめ、犯罪、危険な行動、自己像の葛藤にさらされる可能性もあります。お子様が宿題やその他の家庭での役割を無視するようになったり、オンラインで必要以上に情報を共有していたり、言い争うことなくデバイスを引き渡すことができなくなったりした場合は、保護者機能のセットアップを検討するとよいでしょう。 お子様がソーシャルメディアの利用において健全な習慣を築けるようにする: ソーシャルメディアを含め、過剰な閲覧行為はお子様に害をもたらす恐れがあります。ソーシャルメディアの過剰な閲覧行為が原因でお子様の利用時間が増加している場合は、デバイスの利用時間に制限を設けたり、利用時間が長すぎることによる影響についてお子様に説明したりするなど、お子様に新しい習慣を身に付けさせるようにしましょう。 オンラインアカウントを保護するためのベストプラクティスを家族に教える: 強力なパスワードと多要素認証を使用すると、家族のインターネット利用がより良いものとなり、一般的なオンラインの脅威から安全に保護することができます。 大学生の方へ 学生が教育を受ける上でインターネット環境が必要となった現代において、インターネットに安全に接続することが重要になります。安全な接続を確保することで、セキュリティ上の問題が学位取得の妨げになるのを防ぐことができます。大学生の方は、以下に示すヒントに従って、ハイブリッド環境や遠隔学習環境で安全を確保してください。 大学のWi-Fiネットワークに接続する場合には、VPNを使用する: VPNを使用することで、侵入を試みるハッカーを防ぐことができます。VPNは情報を暗号化またはスクランブルしながらデータの送受信を行うため、他人があなたの情報を読み取ることはできません。またVPNは、ハッカーがあなたのWi-Fiに接続している他のデバイスにアクセスするのを阻止します。...
オンラインで安全に共有するための完全ガイド
私たちはデジタル通信が盛んな世界に生きています。によると、2021年8月末時点でスマートフォンを保持している世帯の割合が86.8%と伸びており、個人の保有率も増加しています。特に20~39歳の年齢層では実に9割以上がスマートフォンを利用していることがわかりました。また、日本ではコロナウイルスの影響もあり、企業におけるテレワークの導入が急速に進み、在宅勤務を中心に前年と比べて倍以上の47.5%に達しました。 このように年々、オンライン上で何時間も過ごしている人が増えていると同時に、決して安全ではないと知っていながらも(時には無意識に)、オンライン上で個人情報を公開してしまい、あらゆるサイバー犯罪の被害に遭いやすくなっています。その影響を受ける範囲は、マルウェアの感染から個人情報の偽装まで多岐にわたります。オンライン上での共有に関する最良の事例を理解することで、ユーザーはオンライン上の危険を回避し、他の人と安全に連絡を取ることができるようになります。 ここでは、オンラインユーザーたちが多くの情報を共有し過ぎることによって、彼ら自身にどのようなリスクが起こるのかを3つほど紹介します。 1. 個人情報の自動保存と共有 普段、どのくらいの数のウェブサイトを見ているか考えてみましょう。その中で、自分のEメール、クレジットカード番号、配送先住所のような個人情報にアクセスできるサイトはいくつあるでしょうか?自分の情報を提出、保存することで得られる「アーリーチェックアウト」などのオプションサービスを受ける前に、まずは以下のことを考えてみましょう。近年、日本では企業の顧客データの漏洩などの事件が多発しています。 日本企業のデータは国内外のハッカーはじめとする犯罪者から狙われており、特にSNSなどの私用で企業の端末を使用する際は注意が必要です。オンラインユーザーたちの中でも、特に多くのサイトで購読している方は、オンライン各社に委ねる情報が勝手に書き換えられていても、そんなことは知るはずもありません。 同じような話をすると、自分自身の情報を委ねること自体もあまり得策ではありません。一見、無害なようなオンラインクイズでも、実はあなたが思っているほど安全ではない可能性があります。クイズには、「あなたが最初に所有していた車は?」や「あなたはどこで育ちましたか?」などと、セキュリティに関する質問に似たものも出てきます。スパイウェアを使ったハッカーたちは、これらクイズの答えやクイズサイト内で入力した情報に基づいて、パスワードを推測しようと企ててきます。 2. ソーシャルメディアでの個人情報の過剰で不適切な公開 ソーシャルメディアは様々な情報を共有しあうことが主な役目ですが、これらのプラットホームで情報を共有しないというのは一見、時代にそぐわないように感じるかもしれません。しかしながら、ソーシャルメディアの問題点は、あまりにも多くの人が自身を特定するための具体的な情報を共有しているために、ハッカーの攻撃にさらされていることです。総務省の令和2年通信利用動向調査の結果によると、日本人の3分の2以上がソーシャルメディアを利用していて、何百万ものユーザーのプロフィールやニュースフィードは個人情報であふれています。 転職者採用告知に記載されている会社の詳細や、誕生日などお祝いの投稿に記載されている生年月日などの具体的な情報は、ハッカーたちが個人になりすましたり、アカウントに侵入したりするのに利用することができます。さらに、サイバー犯罪者たちはあなたの知り合いになりすましたり、一般のユーザーを装ってあなたを友達として追加しようとしてきます。ハッカーたちは、フィッシング詐欺や個人情報を盗むために、誰かしらに近づいて情報を集め、しばしばこのような手口を使うことがあります。 自分の個人情報を守るために適切な対策を行なうことはできますが、他の人が同じように注意して行動するという保証はありません。多くの人は、他の人に意図的に情報(通常はログイン情報)を共有する時に、個人情報を失うこと以上に問題になってしまうことに気づいていません。もし、パスワードを共有した友人がハッキングされたら、サイバー犯罪者はあなたの情報に加えて、友人の情報にもアクセスできるようになってしまいます。サイバー犯罪者たちはこの情報を利用して、あなたのアカウントに侵入したり、データ盗んで身代金を要求したり、それどころか、あなたの身分証明までを盗んでしまうことができるのです。 オンラインで安全に共有する方法 オンライン上では共有してもよい情報と、してはいけない情報があります。自分以外の人に知られてはいけないような情報を守る方法を知ることは、オンライン上で自分の存在を守るための第一歩でもあります。ここでは、ウェブサイトやソーシャルメディアなどで個人の詳細な情報を共有する前に検討するべき4つのポイントを紹介します。 1. ウェブサイトやオンライン上でのセキュリティを確認する...
すべての人々が安心してインターネットを利用できる環境作りを目指して
みなさまがインターネットを安心してご利用いただけるように、当社はセキュリティ対策の取り組みを続けています。 当社はインターネットユーザーを保護することを非常に重要だと考えています。ハッキングやオンライン攻撃への懸念が強まる昨今において、その重要性は一層高まっています。大手企業で発生するデータ侵害の記事をニュースフィードでご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれません。またはご自身や知り合いがデビットカードやクレジットカードの番号をハッキングされた経験をお持ちかもしれません。美しい薔薇に棘があるように、インターネットから得られるメリットは多い反面、トラブルも多くあります。しかし、そのような被害を回避する手段は多数あります。 すべての人々が安心してインターネットを利用できるようにするため、当社はセキュリティ対策の提供に全力を尽くしています。 インターネット上に予期せず出現するハッカーやマルウェアなどの対処を好む人はいないでしょう。オンラインの脅威を認識した上で、セキュリティ対策を講じることが重要です。銀行取引、オンラインショッピング、ストリーミング、プライバシー/個人情報のセキュリティを含め、当社は皆様が手軽にでき、かつカスタマイズできるセキュリティ対策を目指しています。 では、セキュリティ対策とは具体的に何を保護するのでしょうか。パソコンや携帯電話などのデバイスを保護するだけではないことがおわかりいただけると思います。最終的には自分自身を守り、ご自身が大切にしているものすべてを保護することにつながります。これは3つの観点から考えることができます。 1) 大切なものを保護する 人はどのようなものを保護したいと考えるのでしょうか。最も多く挙げられるのが写真です。わずかの差で次に続くのは、あらゆる種類のデジタルデータです。ダウンロードした音楽から、長年保存している子供、姪、甥の古いボイスメールまで多岐にわたります。パソコンや携帯電話には大切なデータがたくさん保存されています。 大切なデータを保護することは、これらのデータの保存やアクセスに使用するデバイスを保護することを意味します。当社の製品を含め、包括的なオンライン保護ソフトウェアをインストールすることがセキュリティ対策の第一歩になります。当社は実績豊富なウイルス対策ソフトウェアやファイアウォール サービスを提供し、ハッカー(および写真などの大切なファイルの喪失)を防止することにとどまらず、さらに一歩踏み込んでいます。 当社の新しいオンラインセキュリティスコアは、ユーザーのセキュリティレベルを示すとともに、簡単な手順を案内して、ユーザーが脆弱性を埋めて全体的なセキュリティを向上できるようにします。カスタマイズされたシンプルな方法で最大限のセキュリティ対策を実施し、必要に応じて継続的に改善していくことができます。専門家でなくても専門的なセキュリティ対策を実行できます。 2) 生活に欠かせないものを保護する 財務記録、納税申告書、および携帯電話やパソコンで行うあらゆる銀行取引など、「重要なデータ」も存在します。ショッピングも重要なのでこれらのデータに加えましょう。このような重要なデータを保護することで、ハッカーの侵害を回避できます。 当社のオンライン保護機能を使用すると、重要なファイルを3つの方法で保護できます。まずはマカフィー® ファイル ロック機能とマカフィー シュレッダー™機能をご紹介します。 マカフィー ファイル...
個人とスマートフォンのセキュリティを危険にさらす4つのバイラルアプリ
携帯電話は1970年代に登場して以来、驚くべき変化を遂げてきました。現在、膨大な数のアプリケーションが人々を混乱させており、同様にプライバシー対策も問題を抱えています。しかしながら、スマートフォンのアプリは腹を抱えて笑ったり、何時間も楽しむことができ、時にはバイラルアプリが世界の注目を集めることもあります。個人情報の安全性に関わる潜在的なリスクがあるからといって、すべてのスマートフォンのアプリが駄目なわけではありません。人々が安全にデータを共有したり、遊ぶためには、どのアプリを使っていいのかを見極めたり、どのようにすれば賢く使いこなせるかという、いくつかのヒントが必要なのです。 あなたの個人情報を危険にさらしているかもしれない4つのバイラルアプリと、スマートフォンアプリを安全に楽しむためのいくつかのヒントをご紹介します。 1. Voilà AI Artist Voilà AI Artistは、あなたの顔を漫画や風刺画、ルネッサンス時代を代表する絵画のように編集してくれる流行りのアプリです。このユニークな写真をゲットするためには、ユーザーがこのアプリを使って自撮りをするか、アプリが自分のフォトライブラリーにアクセスすることを許可しなければなりません。テックカルチャー・メディアであるWIREDによると、このアプリはユーザーの写真を24~48時間以内にデータベースから削除するとしていますが、保存されていないかどうかを確認するのは困難に等しいです。 あなたの肖像権を使用、または保存する可能性のあるアプリを使う際には注意が必要です。 最近のディープフェイク技術は、巧妙さが高まり、一般的になってきています。ディープフェイクとは、実際の動画や画像をベースに、有名人や日常生活の動画や画像、音声ファイル等を捏造したものです。そういった事実ではない偽の報道は、肖像権を利用された被害者の品位を落としたりすることが多く、彼らに悪い影響を与えてしまいます。Voilà AI Artistは何の不正も疑われていませんが、顔写真をあなたの同意なく、勝手に使われる可能性があることは認識しておいたほうがいいでしょう。 2. FaceApp FaceAppもユーザーのプライバシーを脅かす可能性のある顔写真加工アプリです。Voilà AI Artistと同様に写真を撮ることを許可した時点で、このアプリがあなたの顔写真をどう利用するのかは全くわかりません。FaceAppの利用規約の概要には、「アプリ内にアップロードされた自撮り写真はアプリに帰属する」と示されています。これはアプリ内の写真などのユーザーのコンテンツの使用や複製、編集、改変、二次的著作物の作成、販売、公開等をアプリが自由に行なうことができるという意味ともとれます。利用規約にあるこの文言はユーザーを困惑させてしまいます。繰り返しになりますが、ユーザーの顔などが一般的には納得のしないようような形で使用される可能性があります。 3. ポケモンGO...
偽のウイルス対策ソフトの見分け方と対策について
ウイルス、マルウェア、スパム、その他のインターネット上の危険から身を守るために、コンピューターにセキュリティソフトウェアを導入することがいかに重要であるかは、ほとんどの方がご存知だと思います。 しかし残念なことに、サイバー犯罪者たちもセキュリティソリューションが重要であることを知っており、彼らはこの知識を利用して、あなたのコンピューターに害を及ぼすように故意に偽のウイルス対策をダウンロードさせようと仕向けてきます。 偽のアンチウイルスソリューションかどうかを見分ける 偽のウイルス対策ソフトは、今日のインターネット上で最も危険で厄介なものの1つです。一見、正規のマルウェア対策を装っていますが、実際にはコンピューターを「修復」するという名目でお客様から金銭を巻き上げる悪質なソフトウェアです。そしてたいていの場合、この新しいウイルス対策プログラムは、あなたがすでに持っている正規のセキュリティソフトウェアを無効にし、ウイルスを除去できないようにします。 不正なウイルス対策プログラムは、あなたがウェブを閲覧しているときに、コンピューターが「オンライン上で様々な危険に侵されている可能性がある」というポップアップウィンドウを表示させることで、あなたを罠にひっかけてくることがよくあります。このポップアップには、この問題の解決を提案するセキュリティソフトウェアをダウンロードするためのフィッシングリンクが含まれているか、偽のウイルス対策アプリケーションを販売するサイトにリダイレクトされたりします。また、これはハッカーが「あなたはウイルスに感染しています」というようなメッセージをクリックさせる手段として使うことから、スケアウェアとも呼ばれています。 仮にOSが感染してしまった場合は、データが失われ、復旧するとしても多くの時間とお金がかかってしまうので、ほとんどの人は潜在的にある問題はすぐに解決したがります。しかしながら、そこできちんと調べもせずにすぐに行動してしまうと、偽のウイルス対策ソフトの思うつぼです。 一度、ポップアップに表示されたフィッシングリンクをクリックし、「購入」のためにクレジットカード情報を入力してしまうと、この危険の背後に潜んでいるハッカーたちは、あなたの金融のデータを悪用します。ハッカーたちはこのデータを利用して個人情報を盗み、あなたにはマルウェアしか残らないでしょう。 偽のウイルス対策ツールの危険から身を守る対策 そのウイルス対策アプリが本物か偽物かわからない?大丈夫です、恐れることはありません。以下の手順で、ハッカーと悪質なソフトウェアから身を守りましょう。 ポップアップウィンドウの不審なリンクに注意 もし、ウイルスに感染しているとか、マルウェアの脅威にさらされているという不審なメッセージがポップアップで表示された場合は、端の「×」をクリックして閉じてください。これらのメッセージには、悪意のあるサイバー攻撃とともに個人情報を盗むフィッシングリンクが含まれていることがよくあります。 正規のマルウェア検出プログラムを使用する もし、お使いのコンピューターがマルウェアの脅威に感染している可能性がある場合は、デバイスにインストールされている正規のセキュリティソフトウェアやウイルス対策製品を使ってウイルススキャンを実行しましょう。 セキュリティ保護のための最適なウイルス対策ソフトとは? 最も信頼性が高いウイルス防止対策を選ぶ ウイルス対策ツールを選ぶ際、どうしても無料のウイルス対策ソリューションを選んでしまうことがあります。しかし、無料のウイルス対策ソフトには無料なりの代償が伴うことをご存知でしょうか?無料のツールはシンプルなものであって、現代のテクノロジーを必要とするユーザーの方々に高レベルの保護は提供できません。 新種のマルウェアから個人情報の盗難など私たちがオンライン上で直面する危険に対抗できるくらい洗練された対策が必要です。さらに、無料のウイルス対策ソフトウェアは、一般的に1つのデバイスでしか使用できませんが、McAfeeはご契約プランによってはそれぞれ1、3、5、10個のデバイスで使用でき、さらには無制限のデバイスも使用可能です! デジタルライフを確実に守るためには、お客様の利益を最優先に考えたセキュリティセットをご利用ください。McAfee® Total ProtectionやMcAfee®...
オンライン上で安全を保つための10のヒント
ハッキング、詐欺、サイバー犯罪、マルウェアなど、近頃のインターネットは危険な場所のように感じられます。また、スマートフォンやタブレットなどインターネットに接続された電化製品をはじめとするさまざまなデバイスが普及したことで、私たちはさらに大きなリスクにさらされています。 しかし、ほんの少しだけセキュリティ対策を実行することで、これらの危険と接触する機会を大幅に減らすことができます。 ここではインターネットを安全に利用するための10のヒントをご紹介します。 1. 複雑なパスワードを設定する 個人情報や金融情報を安全に保つためには、まず重要なアカウントに対して強力なパスワードを設定することが一番の方法であるということは以前からよく言われてます。これは1度のデータ侵害で、何万ものユーザーパスワードが外部に漏れてしまうといった企業のハッキングが拡大している現代には、必要不可欠なルールといっても過言ではないでしょう。もし、SNSやオンライン銀行口座など、インターネット上の様々なサイトでパスワードを使い回していると、ハッカーはたった1つのSNSなどへの攻撃で流出したログイン情報データ等を利用し、他のサービスにもログインしてしまいます。そうならないためには、パスワードマネージャーを使って、すべてのアカウントに強力なパスワードを作成し、保存することをお勧めします。 また、それぞれのオンラインアカウントに多要素認証機能が備わっているかどうかを確認しましょう。これは、本人確認の際に複数の情報を必要とする機能です。例えば、あるアカウントにログインする際、パスワードやパスフレーズに加えて、携帯電話に送信されるコードを入力する必要がある場合など、通常のパスワードを1回のみ入力するログイン方法よりも、よりセキュリティが厳重になっています。 2. ネットワークセキュリティの強化 ログインの安全性が向上したら、接続の安全性を確認しましょう。おそらく自宅や職場ではデータを暗号化するパスワード保護されたルーターを使っていることと思います。しかし、外出先では、公共の無料Wi-Fiを利用したくなるかもしれません。しかし、公共のWi-Fiの問題点は、その多くがセキュリティの確保がされていないことです。つまり、ハッカーが比較的簡単にあなたのデバイスにアクセスし、情報を盗むことができてしまいます。その解決策として、VPN(Virtual Private Network)を使用することを検討してみてはいかがでしょうか。VPNとは、インターネット上に安全な接続を構築するソフトウェアで、どこからでも安全に接続することができます。 3. ファイアウォールの使用 ネットワークが安全になった場合でも、より安全を確保するためにはファイアウォールを使用する必要があります。ファイアウォールとは、コンピュータやデバイスへの不正アクセスを防ぐための電子バリアで、しばしば包括的なセキュリティ対策ソフトに付属されています。ファイアウォールを使用すると、スマートサーモスタットやWebカメラのようなIoT(Internet of Things)デバイス含め、ネットワークに接続されているすべてのデバイスのセキュリティが確保されます。しかし、多くのIoTデバイスには、セキュリティ対策が搭載されていないため、ハッカーがネットワーク全体に侵入するための脆弱なポイントとなってしまうという点は注意が必要です。 4. クリックする際は慎重に 高性能な技術的対策を実践した後は、不用意なクリックをして危険を招かないように気をつけましょう。今日のオンライン上には、フィッシングやソーシャルエンジニアリングを中心に多くの危険があります。ソーシャルエンジニアリングとはネットワークに侵入するために必要となるパスワードなどの重要な情報を盗み出す方法です。これらは明らかに詐欺目的のために、個人情報や機密情報を騙し取るものばかりです。スパムメール、「無料」と書かれた偽のサービスや商品、釣りタイトル、オンラインクイズなどこれらはすべて、危険なリンクをクリックさせるために誘導し、個人情報を盗むための手法です。仮にあまりにも条件が良すぎるサービスや、常識を超える範囲で多くの個人情報を求められた場合には注意してください。...